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☕ 一息コラム・第2回

変わりたいのに、変われないと
あきらめかけてるあなたへ

それ、成長痛かもしれません
大人にもやってくる「成長痛」の話

こんにちは。秋元進吾です。

講習も5講まで来ました。ここまで読んでくださって、本当にありがとうございます。

さて、今日は少し、休み時間の話をさせてください。

そろそろ、しんどくなってきていませんか

こういう講習を続けて読んでいると、だいたいこのあたりで、ある気持ちが出てきます。

「変わりたいのに、変われない」

仕組みの話も、進路の話も、なるほどと思った。試してみようとも思った。

でも実際やってみると、うまくいかない。前より迷いが増えた気さえする。

そして、こう思う。

「やっぱり自分には無理かもしれない」
「読むのやめようかな」

・・・もし今、そんな感じなら。

今日の話は、あなたのための話です。


「成長痛」という言葉を、思い出してほしい

子どものころ、夜になると足が痛くて眠れなかったこと、ありませんか。

膝のあたりとか、ふくらはぎとか。ズキズキするんだけど、朝になるとケロッとしている。

大人に言うと、こう言われました。

成長痛じゃない?

なんだか納得した気になって、また眠った。そんな記憶がある人は多いと思います。

ここで、ひとつ正直に書いておきたいことがあります。

実は医学的には、「骨が伸びるから痛む」とは確認されていません。

「成長痛」というのは、他の病気をひとつずつ除外していって、それでも原因が分からないときにつける呼び名です。しかも、そう呼ばれるのは思春期よりもっと小さい年齢の子が多い。

つまり、私たちが思っている「骨が伸びる痛み」という説明は、正確ではないんです。

でも、私はここが面白いと思っています。

それなのに、この言葉はずっと使われ続けてきた。

なぜでしょうか。

たぶん、みんな体で知っていたからです。

「痛い」=「壊れている」ではない状態が、
確かにあるということを。

大人になっても、成長痛はやってくる

体の痛みの話をしましたが、ここからが本題です。

大人になっても、同じ形の「痛み」はやってきます。

仕事で・・・これまでのやり方が、急に通じなくなる。相手が変わった、規模が変わった、時代が変わった。今までできていたことが、なぜかうまくいかない。

挑戦で・・・やりたいことは決まっているのに、動けない。調べれば調べるほど、決められなくなる。

お金で・・・数字が揺れる。それに合わせて、心も揺れる。

そしてどれも、共通してこう感じます。

「自分、向いてないのかもしれない」

私自身の話をしますね。

10年前、インターネットを使った個人事業を始めました。

始めてみたら、予想をはるかに超える難題が、次から次へと押し寄せてきました。

「もうだめだ。失敗だった。手を引いたほうがいいんじゃないか」

何度も、あきらめそうになりました。

そのたびに歯を食いしばって、できることだけを続けました。

そうしているうちに、AIという最高のアシスタントに出会いました。今こうして、自分ひとりでは決してかなわなかったことが、できています。

すぐに結果が出ないことのほうが、ずっと多いです。そして、まぐれでうまくいったことは、力になって残りません。

歯を食いしばって続けたことだけが、あとになって効いてきます。

でも、あとから振り返ると分かることがあるんです。

うまくいかない時期って、「今までの自分の器」に収まりきらなくなっているときに来る。

新しいことをやっているから、通じない。
広い場所に出たから、勝手が違う。

つまり、動いたから起きているんですよね。


見分けかた:壊れているのか、伸びているのか

とはいえ、「全部成長痛だから我慢しろ」なんて話ではありません。それは危ないです。

だから、見分けかたを置いておきます。

🌱 伸びている痛み
  • 新しいことを始めた最中に来ている
  • できる範囲が、少しずつ広がっている感じがある
  • 休むと、少し引く
  • しんどいけど、戻りたいとは思わない
🛑 止まったほうがいい痛み
  • 何も新しいことをしていないのに、続いている
  • できていたことが、どんどんできなくなっている
  • 休んでも、引かない
  • 早く終わってほしい、としか思えない

きれいに割り切れないこともあります。それでも、この2つを並べて自分に当ててみるだけで、だいぶ違います。


これは、我慢のすすめではありません

ここ、いちばん大事なところなので、はっきり書きます。

体が痛いなら、病院に行ってください。「成長痛だから」で片づけないでほしいんです。本当に治療が必要なものが隠れていることがあります。

心がずっとつらいなら、誰かに言ってください。「これも成長の途中だから」と自分に言い聞かせて、相談しないままでいると、しんどい時間が長くなります。

学校のスクールカウンセラー。保健室の先生。親。友達。誰でもいいです。もし身近に思い浮かばなければ、こういうところもあります。

チャイルドライン(18歳までの子ども専用・名前を言わなくていい)
0120-99-7777(毎日 午後4時〜午後9時。12月29日〜1月3日はお休み)
https://childline.or.jp/tel

お金が減り続けているなら、耐えるのではなく、手を離す判断もあります。「損を我慢すれば報われる」というのは、いつも正しいわけではありません。

痛みの中には、「もう変えたほうがいい」という知らせもあります。その見分けをするために、さっきの2つのリストがあります。


もうひとつ、忘れられない話があります

8年ほど前に、あるメルマガで読んで、いまでも忘れられない話があります。

記憶で書くので、細かいところは違うかもしれません。よく知られている話なので、聞いたことがある人もいると思います。

小さな虫を、瓶に入れて、フタをします。

虫は外に出ようとして、何度も何度も飛び上がります。そのたびに、フタにぶつかる。

痛い。でも飛ぶ。また、ぶつかる。

そのうち、虫は学びます。「ここから上は、無理なんだ」

すると、フタのすぐ下までしか、飛ばなくなります。

そして、ここからがこの話の怖いところです。

フタを外しても、もう飛ばないんです。

出口は開いているのに。天井は、もう無いのに。

「無理」を覚えた虫は、見えないフタの下で生きていきます。

この話を思い出すたびに、思うことがあります。

フタにぶつかって痛い時期は、じつはまだ、いい時期なんです。

痛いということは、まだ飛んでいるということだから。

本当に怖いのは、痛みが消えることです。ぶつからなくなったときは、楽になったときではなくて、飛ぶのをやめたときかもしれない。

そして、もうひとつ。

「自分には無理」という感覚。あれは、本当に今のあなたの限界でしょうか。

それとも、昔の環境が教え込んだ、もう無いはずのフタでしょうか。

フタの高さを決めていたのは、虫の力ではありません。環境でした。

だから、環境が変われば、飛べる高さも変わります。


今日の「1つだけ」

休み時間なので、今日は本当に小さいことをひとつだけ。

☕ 今日の1つだけ
いま、しんどいなと感じていることを1つ思い出して、こう聞いてみませんか。
私はいま、壊れているのか。
それとも、伸びているのか。

答えが出なくても大丈夫です。

この問いを持っているだけで、だいぶ違います。「しんどい=ダメ」で終わらなくなるので。


おわりに

冒頭に戻ります。

「変わりたいのに、変われない」

この気持ちが出てきたということは、あなたが動こうとしているということです。

何もしていない人には、この痛みは来ません。

痛みは、敵ではありません。
「伸びているよ」という、知らせかもしれない。

私は今、山登りはしません。でも、子どものころ、遠足で山に登ったときのことを、いまでも覚えています。

途中は、本当にしんどかった。息は上がるし、あとどれくらいか分からないし、「なんで登ってるんだろう」と思いながら歩いていました。

それでも登り切ったとき、頂上で吸った空気は、ふもとの空気とは違いました。

さわやかで、遠くまで見えて、「ここまで来たか」と思えた。

この痛みを乗り越えた先にあるのは、あれです。

だから、あきらめないで続けてみませんか。

ただし、ひとつだけ付け足させてください。

小休止は、取っていいですからね。

山でも、休まずに登り続ける人はいません。座って、水を飲んで、景色を見て、また立ち上がる。

今日はもう考えるのをやめよう、という日があっていい。
今週は何も変えない、という週があっていい。

止まるのと、休むのは違います。

休みながらで大丈夫です。方向さえ合っていれば、ちゃんと着きます。

休み時間は、そろそろ終わりです。次は第6講でお会いしましょう。

秋元進吾でした。

講習の時間割は、こちらにまとまっています。

🌻 今年の夏はホットだ脳・時間割
#一息コラム #ホットだ脳 #成長痛