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車のカリキュラム / 第19講 車検と点検はどこで受けるか / 図解㉙

車検を受ける場所の比較 ・・・ 安いのは、どの部分か

「車検が安い」という広告の多くは、真ん中の代行手数料が安いという意味です。総額を決めるのは右側の整備費用です。
費用は執筆時点の一般的な目安です。車種・年式・交換部品の量で大きく変わります。

車検の費用は、3つでできている

1 法定費用重量税・自賠責保険料・検査手数料
どこで受けても同じ金額
2 検査代行・事務手数料検査場へ持ち込む手間、書類の作成
店で変わる。広告の「安さ」はここ
3 整備費用点検の工賃と、交換する部品の代金
いちばん差が出る。総額はここで決まる。見積もりで中身を見る部分
受ける場所一言でいうと
費用の目安普通車・法定費用込み
かかる日数
整備の深さ何をしてくれるか
向いている人
気をつけること
正規ディーラーその車種の専門家
10〜15万円
1〜3日
代車あり
その車種の弱点まで把握。予防的な交換も提案してくれる
新しい車/保証を重視/自分で判断したくない
提案が多く総額が上がりやすい。優先順位を聞く
整備工場地域の民間工場
7〜12万円
1〜3日
要相談
費用と質のバランスが良いことが多い。相談しながら決められる
同じ車に長く乗る/相談相手がほしい
工場ごとの差が大きい。評判と説明で見極める
カー用品店部品の在庫が豊富
6〜10万円
半日〜1日
基本的な項目を確実に。部品交換はその場でできる
費用を抑えたい/基本整備で十分な車
深い整備は範囲外のことがある
車検専門店短時間・低価格
5〜9万円
数時間〜1日
検査に通すことが中心。整備は必要な分だけ
時間をかけたくない/古い車で最低限に
検査に通る=2年安心ではない。整備は別に考える
ユーザー車検自分で持ち込む
法定費用+数千円
半日
平日・要予約
整備は自分で。検査に通すだけなら自分でできる
知識がある/平日に動ける/整備の当てがある
安いが自己責任。初めての1台では勧めません

追加整備を勧められたときの判断

今すぐ必要検査に通らない、または安全に関わるもの(ブレーキ、タイヤ、灯火類など)→ やる。ここは迷わない
近いうちに必要減ってきているが、まだ使えるもの → あとどのくらい持つか聞く。次回でよければ次回に
今回は見送れる快適さや見た目に関わるもの、予防的な交換 → 見送ってよい
この一言が効きます・・・「この中で、今すぐやらないと危ないものはどれですか」。誠実な店なら、はっきり分けて教えてくれます。分けずに「全部やったほうがいい」としか言わない店は、第13講の10項目に照らして考えてみてください。

安く受ける方法/やってはいけない方法

見積もりを2か所金額だけでなく、説明のしかたの差も見える
時期をずらす混む時期を避けると割引がある店も
毎年点検しておく車検の年に出費が集中するのを防げる

⚠️ やってはいけない安くし方

  • ブレーキやタイヤの交換を先送りする
  • 警告灯が点いたまま車検だけ通す
  • 点検を何年も省き続ける

🏆 いちばん大きな誤解

車検を通った=これから2年安心、ではありません。検査はその日その時点の状態を確認したもの。検査に通る状態と、安心して2年乗れる状態は別のことです。

💡 指定工場と認証工場

指定工場は自社で検査までできるので早い。認証工場は国の検査場へ持ち込むので日数がかかることがあります。どちらが良いということはなく、丁寧さは工場ごとの姿勢によります。

⚠️ 点検を省くと車検に跳ね返る

1年ごとの点検は省いても走れます。ただ、車検の年に出費が集中するのは点検を省いているからということがあります。毎年少しずつ手を入れるほうが、結果として穏やかです。

費用は執筆時点の一般的な目安です。車種・年式・整備の内容で大きく変わります。整備の要否は、実際に車を見た整備士の判断が優先されます。 車のカリキュラム 図解㉙ / © 2026 秋元進吾
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