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車のカリキュラム / 終章 持つ・持たないも、自分で決める / 図解㉞

持つか、持たないか ・・・ 最後の1枚

この問いを最後に置いたのは、年間の維持費を数えられるようになった人だけが、きちんと答えられるからです。
この図解は「持たないほうがいい」と言うためのものではありません。あなたの条件で計算するための紙です。

まず、使う頻度で見当をつける

毎日持つほうが安く、楽なことがほとんど
週に2〜3回使い方しだい。距離が短ければ持たない選択も現実的
週に1回程度持たないほうが安くなることが多い
月に数回持たないほうが安いことがほとんど

A 車を持つ場合(年額)

車両価格の年割(買った額 − 手放す見込み額)÷ 乗る年数
年間の維持費(図解⑯の9項目の合計)
駐車場代(月額 × 12)
Aの合計円/年
月あたり円/月
持つことで得られるもの・・・行きたいときに行ける。深夜でも病院へ行ける。荷物を気にしなくていい。車内での家族の時間。これらは家計簿に載りませんが、確かに価値です。

B 持たない場合(年額)

カーシェア(月会費 + 1回あたり × 回数 × 12)
レンタカー(1日あたり × 年の日数)
タクシー・配車(雨の日、荷物の多い日)
公共交通の運賃(定期券を除く追加分)
自転車など(購入費の年割・維持)
Bの合計円/年
月あたり円/月
持たないことで得られるもの・・・駐車場を探さなくていい気楽さ。維持費のぶんを別のことに使える自由。運転しなくていい安心。どちらにも、失うものと得るものがあります。

地域で、答えは変わる

都市部公共交通の少ない地域
車の位置づけあると便利なもの生活の前提
駐車場代高い。年数十万円も安い、または自宅の敷地内
代わりの手段電車・バス・タクシー・カーシェア限られる。本数も少ない
持たない選択現実的難しいことが多い
持たない選択を勧める記事の多くは、都市部の前提で書かれています。通院に、買い物に、仕事に車が要る場所では、車は贅沢品ではありません。あなたの生活の条件は、あなたにしか分かりません。

数字で決まらないものを、書き出す

車があることで、できるようになること(3つ)
車がないことで、楽になること(3つ)

いちばん大事な問いは「どの車を買うか」ではありません

どこへ行きたいかです。誰を乗せて、どこへ行って、何をしたいのか。それが決まれば、車は自然に決まります。決まらないなら、まだ選ぶ時期ではないのかもしれません。
家も車も、それ自体が目的ではありません。道具にお金を払っているのではなく、その先にある生活にお金を払っているのです。
いい1台に出会えますように。あるいは、車のない身軽な暮らしが、あなたに合っていますように。どちらを選んでも、自分で決めたのなら、それが正解です。

書き込み用のシートです。持たない場合の手段や費用は地域によって大きく異なります。この図解は特定の選択を勧めるものではありません。 車のカリキュラム 図解㉞(最終) / © 2026 秋元進吾
この図解はA3横(420×297mm)の1枚ものです。スマホでは画面の幅に合わせて縮めて表示しています。「原寸で見る」で拡大、印刷とPDFはA3横のままです。