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車のカリキュラム / 第20講 消耗品カレンダー / 図解㉚

消耗品カレンダー ・・・ いつ、何を、いくらで替えるのか

横軸は走行距離です。ただし交換の時期は「距離」と「年数」の早いほう。乗らない車には、乗らない車なりの傷み方があります。
安全に直結 エンジンまわり 快適さ・視界 その他
部品何を替えるか
交換の目安(走行距離)0 ── 2万 ── 4万 ── 6万 ── 8万 ── 10万km
年数の目安距離が少なくても
費用の目安1回あたり
放置するとどうなるか
エンジンオイル
半年〜1年
3,000〜8,000円
エンジンの傷みが早まる。最悪の場合、大きな修理に
オイルフィルター
オイル2回に1回
1,000〜3,000円
オイルの汚れが取れなくなる
タイヤ
3〜5年
4本 3〜15万円
雨の日に止まらない。いちばん危険
バッテリー
2〜5年
1〜4万円
ある日エンジンがかからなくなる
ブレーキパッド
1〜3万円
前後で別
止まらなくなる。金属音がしたら手遅れに近い
ブレーキフルード
2年(車検時)
3,000〜6,000円
ブレーキの効きが不安定になる
ワイパーゴム
半年〜1年
1,000〜3,000円
雨の日に前が見えない
エアコンフィルター
1年
2,000〜5,000円
においが出る。風が弱くなる
冷却水
2〜4年
3,000〜8,000円
オーバーヒートの原因に
発炎筒など
有効期限あり
1,000円前後
車検で指摘される

車によって、ここが変わる

タイヤが大きい車4本で数万円のちがい。軽なら3〜5万円、大径なら10万円超も
四輪駆動タイヤは4本まとめて。1本だけの交換は避ける
ハイブリッド・EVブレーキパッドが減りにくい傾向。駆動用電池は別の考え方
ターボ付きオイル管理がより重要。交換の間隔を守る
アイドリングストップ専用バッテリーで価格が上がる
輸入車部品代が上がりやすい。消耗が早い車も
買う前に聞いておく一言・・・「この車のタイヤ、4本替えるといくらですか」。同じ車種でもグレードでタイヤの大きさが変わります。

季節ごとの点検

エアコンフィルター(花粉のあと)/ワイパー/冬用タイヤから戻す
冷却水の量/エアコンの効き/バッテリー(暑さは負担)/空気圧
ワイパーゴム(雨と台風の前に)/ライト類の点灯確認
バッテリー(寒さで弱る)/冬用タイヤ/ウォッシャー液を寒冷地用に
バッテリーは夏の暑さで弱り、冬の寒さで動かなくなるという壊れ方をよくします。3年目を過ぎたら、冬の前に点検を。

自分でできる/店に任せる

自分でできる空気圧の確認(多くのスタンドで無料)/タイヤの溝とひび割れ/ワイパーゴム/ウォッシャー液/ライトの点灯確認/異音とにおいに気づくこと
店に任せるブレーキに関わるすべて/エンジンオイル/冷却水・ブレーキフルード/バッテリー交換/足まわり
空気圧だけは月に一度。無料でできて、燃費にも安全にもタイヤの寿命にも効きます。費用ゼロでいちばん効果の高い手入れです。

🏆 スリップサインを見る

タイヤの溝の中に、少し高くなった部分があります。これが表面と同じ高さになったら交換の時期です。1分で見られて、命に関わる確認。今日できます。

💡 記録が将来のお金になる

いつ、何kmで、何を替えたか。記録が残っている車は、査定でも中古市場でも評価されます。費用はゼロで、数年後にお金になる。これほど割のいい手入れはありません。

⚠️ 乗らない車にも傷みはある

「うちはあまり乗らないから大丈夫」は正しくありません。ゴムは硬くなり、バッテリーは弱ります。交換の時期は距離と年数の早いほう。これが原則です。

交換時期と費用は一般的な整備実務にもとづく執筆時点の目安です。その車の指定は取扱説明書と整備手帳が優先されます。交換の要否は車を見た整備士の判断によります。 車のカリキュラム 図解㉚ / © 2026 秋元進吾
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