車のカリキュラム第12講 買う場所の地図
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車のカリキュラム / 第3部 買う編

第12講 買う場所の地図

どこで買うかで、何が変わるのか

ここから第3部です。車種が絞れたら、次は「どこで買うか」。 実は、同じ車でも買う場所によって、価格も保証も、買ったあとの付き合い方も変わります。 店を選ぶことは、その後の何年間かの相談相手を選ぶことでもあります。 まずは選択肢の全体像を見渡しましょう。

018つの買い方

車を手に入れる方法は、大きく8つあります。まず全体を見てください。

買う場所何が買えるかひとことで
正規ディーラーそのメーカーの新車と、認定中古車いちばん安心。価格は動きにくい
サブディーラー
(地域の販売店)
複数メーカーの新車を取り寄せて売るメーカーをまたいで相談できる。整備工場を兼ねることも
認定中古車店メーカー系の中古車点検と保証が付く。中古の入口として安全
大手中古車チェーン全国の在庫から探せる中古車在庫数と探しやすさが強み(第13講で詳しく)
地域の中古車店その店が仕入れた中古車当たり外れの幅が大きい。良い店は本当に良い
専門店特定の車種やジャンルに絞った中古車その車種に詳しい。整備も任せられる
個人売買・
オークション代行
安く買える可能性がある中古車保証も責任も自分持ち。初めての1台には勧めません
リース・サブスク買わずに、月々払って使う所有しない。税金や車検が含まれることが多い
📊 図解㉑ 買う場所の比較(A3横1枚)
8つの買い方について、価格・保証・整備・値引きの余地・向いている人・注意点を横並びにしました。自分がどこで買うべきかが見えてきます。

02新車を買うとき

新車は、そのメーカーの正規ディーラーで買うのが基本です。ただし、それだけではありません。

正規ディーラー

サブディーラー(地域の販売店)

軽自動車や商用車では、地域の販売店で買う人が多くいます。 地元で長く商売している店は、故障のときにすぐ来てくれるなど、数字に出ない安心があります。

03中古車を買うとき

中古車は、店によって性質がかなりちがいます。それぞれの向き不向きを整理します。

強み気をつけること
認定中古車店点検と保証が付く。記録も見せてもらえる価格は高め。在庫はそのメーカーの車に限られる
大手中古車チェーン在庫が多く、条件で探しやすい。全国から取り寄せられる担当者や店舗によって差がある。第13講で詳しく扱います
地域の中古車店店主が車を見て仕入れている店は、質が高いことがある店ごとの差が大きい。自分で見極める必要がある
専門店その車種の弱点も知っている。整備の相談もできる数が限られる。遠方になることも

中古車で、いちばん見落とされること

中古車を買うとき、多くの人は「車」を見ます。でも実は、その車を買ったあと、どこで整備するかのほうが長く効きます。 買った店で整備もしてもらえるのか。遠方から取り寄せた車の場合、近くで診てもらえるのか。 ここを買う前に確認しておくと、あとで困りません。

04買わずに乗るという選択

近年は、買わずに月々の支払いで乗る形も増えました。呼び方はさまざまですが、仕組みは似ています。

特徴中身
含まれるもの車両の使用料に加えて、税金や車検の費用が含まれることが多い
利点まとまった初期費用が要らない。毎月の支出が読みやすい
注意走行距離に上限があることが多い。途中でやめるときの条件を必ず確認
向く人数年ごとに乗り換えたい。支出を平らにしたい。車を資産と考えない人
向かない人年間の走行距離が多い。長く乗るつもり。自由に手を加えたい

どちらが得かは、条件しだいです。第8講で作った年間コストの表に入れて比べてください。 月々の金額だけで比べると、判断を誤ります。総額と、終わったときに何が残るかで見てください。

05店選びで見るところ

どの種類の店を選ぶにせよ、良い店を見分ける観点は共通しています。 具体的な10項目は次の第13講で渡しますが、大きな考え方をここで示しておきます。

今日、ひとつだけ

自宅から車で30分以内にある、車を買える場所を思い出せるだけ書き出してみてください。 ディーラー、中古車店、整備工場。意外と多いはずです。 選択肢が見えていないうちは、比べることができません。 比べられる状態を作ることが、良い買い物の第一歩です。

出典と注記