車のカリキュラム第16講 契約から納車まで
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車のカリキュラム / 第3部 買う編

第16講 契約から納車まで

やることの順番と、抜けやすいところ

契約書に署名したら、あとは待つだけ・・・ではありません。 この期間には、自分でやることがいくつかあります。 そして、ひとつだけ絶対に抜かしてはいけないものがあります。任意保険です。 第3部の最後に、契約から納車までの流れを整理しておきましょう。

01全体の流れ

契約から納車までは、おおむねこの順番で進みます。新車と中古車で少し変わりますが、大きな流れは同じです。

順番やること誰がやるか
1契約(注文書に署名・押印)自分と販売店
2ローンや残価設定クレジットの審査(利用する場合)販売店が手続き。自分は書類を用意
3車庫証明の申請販売店に代行を頼むか、自分で警察署へ
4登録(ナンバーの取得・名義の手続き)販売店
5任意保険の手続き自分。納車日から効くように手配する
6納車前の点検・整備販売店
7下取り車の引き渡し(ある場合)自分と販売店
8納車・受け取り自分
📊 図解㉕ 契約から納車までの工程表(A3横1枚・書き込み式)
やること・いつまでに・誰がやるかを1枚の工程表に。納車日のチェックリストも付いています。契約したら印刷して冷蔵庫に貼ってください。

02車庫証明

車を保管する場所があることを証明する書類です。地域によっては不要な場合もありますが、多くの地域で必要になります。

方法中身
販売店に頼む代行の手数料がかかります(第14講のC欄)。手間はかかりません
自分でやる警察署に申請します。実費のみで済みますが、平日に2回ほど行く必要があります

自分でやる場合、駐車場の場所を示す図面や、駐車場を使う権利を示す書類が要ります。 賃貸の駐車場なら、管理会社に書類を出してもらう必要があります。ここに時間がかかることがあるので、早めに動いてください。

平日に休みを取れる人は、自分でやると数万円の節約になることがあります。 時間とお金のどちらを使うかという選択です。どちらが正しいということはありません。

03任意保険・・・ここだけは抜かさない

この講でいちばん大事な章です。

絶対に守ること

納車されたその瞬間から効く形で、任意保険を手配しておいてください。 納車の帰り道は、初めてその車を運転する時間です。 車両感覚もつかめていない状態で、いちばん事故が起きやすいタイミングでもあります。 「落ち着いてから入ろう」は、絶対にやめてください。

手配の手順

補償の中身は、次の講で

対人・対物の考え方、車両保険を付けるかどうか、特約の選び方などは、第18講「任意保険という命綱」で詳しく扱います。 この講ではタイミングを外さないことだけ、確実に覚えてください。

自賠責保険(加入が義務の保険)は、車の購入時に手続きされます。 ただし、これだけでは補償の範囲がごく限られています。任意保険は「任意」という名前ですが、実質的には必須だと考えてください。

04下取り車の引き渡し

下取り価格そのものの話(下取りと買取のちがい、高く手放す方法)は、第22講で正面から扱います。

05納車日にやること

納車は、うれしくて舞い上がりやすい日です。だからこそ、確認することを決めておきましょう。

確認中身
車体の状態傷やへこみがないか、その場でぐるりと一周して確認する。気になる点はその場で伝える
装備の動作頼んだオプションがすべて付いているか。動くか
書類車検証、自賠責の証明書、保証書、取扱説明書、記録簿(中古車の場合)
本数を確認。スペアキーがあるか
整備の内容納車前に何を点検し、何を交換したかの説明を受ける
操作の説明運転支援の使い方、警告灯の意味、給油口の開け方など。遠慮せずに聞く
燃料どのくらい入っているか。給油する燃料の種類(レギュラー・ハイオク・軽油)を必ず確認

燃料の種類だけは、間違えないでください

軽自動車だから軽油、ではありません。軽自動車のほとんどはガソリン車です。 間違えて給油すると、大きな修理が必要になることがあります。 納車のときに必ず確認し、給油口のふたの裏に書いてある表示も見ておいてください。

06納車のあと、すぐやること

今日、ひとつだけ

いま車を持っている人は、車検証がどこにあるか確認してみてください。 持っていない人は、家族の車で見せてもらってください。 車検証には、その車の情報がすべて書かれています。 全長も全幅も車重も、この講で扱ってきた数字が全部載っています。 読めるようになると、車との付き合いが少し変わります。

出典と注記